21
潜在意識を上手く活用すれば自身を変えることが出来る
人間は活動している中でも、自身の頭でよく考えながら行動するときと、
自身の頭では考えずに咄嗟の判断によって行動してしまうときがあります。
これらは、前者を顕在意識と呼び、後者を潜在意識として区別することができるのです。
では、そもそも潜在意識というのは具体的にどのようなことを言うのでしょうか。
潜在意識というのは、ものすごく簡潔に言うと無意識に近いものがあります。
しかし、人が無意識に動いているからといってその人が本当に何も考えていないと断言しても良いのでしょうか。
無意識的に身体が動く要因というのはその人の本能的な部分に加えて、
その人がこれまで蓄積してきた経験に基づいていると言っても過言ではないのです。
これは、意識的な経験と無意識的な経験の両方を考えることが出来ます。
基本的に、脳というのは記憶を忘れているのではなく思い出せないだけになっているということが、
近年の研究でわかっています。
蓄積された記憶は思い出せないだけで意識の底ではきちんと蓄積されており、
具体的には催眠作用を利用することによって拾い上げることも可能になっています。
事実、こうした方法によって重大な事件や精神的な病気を解決できた事例があります。
ですので潜在意識を自身の中で強く意識することによって、
物の考え方や感じ方を変えることが出来るのです。
自身を変えるためには必要な作業だと言えます。